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20周年の静岡文化芸術大、改革構想の骨格固まる|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

静岡文化芸術大の改革構想(案)

 静岡文化芸術大(浜松市中区)は21日までに、2020年度の創立20周年を機に検討している大学改革構想案の骨格を固めた。理念として学部、専門分野を超えて対話や研究を推進する「遠州学林(えんしゅうがくりん)」を掲げ、これを具現化する拠点として滞在型交流施設を開設する。内外の英知を結集し、持続可能な文化やデザインの在り方を探る共同研究に取り組み、博士課程を新設する。本年度中に改革の工程表を定め、大学設置者の県の承認を目指す。
 研究ビジョンに打ち出すのは「グローカルデザイン」。グローバル(地球規模)の視野を持ちローカル(地域)の視点で行動するとの意味の造語「グローカル」な姿勢で、自然と人が共生する文明の形と、三遠南信地域の文化振興の方向性を探る。
 文化政策とデザインの2学部は維持し、両学部の大学院修士課程は「グローカルデザイン研究科」に統合。文化政策、デザイン、グローカル実践デザインの3専攻に再編し、研究機能を新設の博士課程につなぐ。文化・芸術研究センターを改組し、専任、兼任、客員教員を計十数人配置。企業出資による寄付講座の開設も目指す。
 中核拠点となる交流施設は天竜材を活用した5階建て程度の新棟建設を想定、現在の研究棟改修で数十室の宿泊室設置も検討している。学内でシンポジウムやセミナーを開催し、ゲストに宿泊してもらいながら、分野を超えて対話を深められる点を大学の新たな魅力にする。
 構想の立案は20周年に向けた学内施設の見直しから始まった。同大の有馬朗人理事長(元文相)が19年秋、同大の将来構想検討委員会に諮問し、専門部会が構想を練ってきた。横山俊夫学長は「大学人は専門ごとに分断されがちだが、新たな時代や文明を構想するには多様な分野の人同士による議論が必要」としている。

 <メモ>静岡文化芸術大 2000年4月、県と浜松市、地元産業界が協力して運営する公設民営の私立大として開学。文化政策学部とデザイン学部、大学院がある。10年4月から県設置の公立大学法人による運営に移行。18年2月、アジア初のフェアトレード大学に認定された。

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April 22, 2020 at 05:50AM
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