15日午前1時すぎ、消防団員たちが舞い手が控える「庁屋」の壁を「ランジョウ」と叫びながら木の棒でたたき、神々の登場を催促。地元の子どもたちが笛の音を高らかに響かせると、柔和な表情の面を着けた「幸法(さいほう)」が現れた。見物客からは、雪がうっすらと積もる境内で大胆に舞う幸法の姿に「今年は豊作だ」との掛け声が飛んだ。
初めて訪れたという旅館従業員岩打(いわうち)愛子さん(26)=飯田市=は「子どもも参加し、祭りを脈々と受け継いでいる姿に感激した。今年は良い年になりそう」。保存会長の勝野喜代始(きよし)さん(66)は「子どもは少なくなっているが、高校生や裏方を担う住民が祭りを支えてくれている。暖かい日が続いていたが、本祭り当日にやっと雪が降ってくれた」と喜んでいた。
(1月15日)
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January 15, 2020 at 12:53PM
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待望の雪「今年は豊作」 阿南「新野の雪祭り」 - 信濃毎日新聞
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