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欧州ビーガン文化の聖地ベルリンで人気のカフェ 海外ビューティ通信ベルリン編 - WWD JAPAN.com

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、シンガポールなど、7都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。

 カフェ天国といわれるほど街の至るところにカフェが点在するベルリン。多種多様な人が集まる都市の様相と同じく、カフェのスタイルもさまざまだが、近年、日本の食生活にも定着しつつあるスーパーフードをメインとした健康志向の店舗が目立つようになった。ヨーロッパにおけるベジタリアン、ビーガンの首都ともいわれる世界有数のヘルスコンシャスな都市の、注目のカフェを紹介する。(本文中の円換算レート:1ユーロ=122円。この記事はWWDビューティ2020年1月23日号からの抜粋です)

 ベルリンのミッテ地区とシャルロッテンブルク地区に2店舗を構える「What do you fancy love?(ワット・ドゥー・ユー・ファンシー・ラブ?)」は、2012年にシャルロッテンブルクに1号店がオープンした。創設者はドイツ人俳優のユルゲン・フォーゲルの息子であり実業家としても知られるジャコモ・フォーゲルで、「健康にいいものは美味しくあるべきだ」をモットーに肉料理や菜食主義者にも選べるメニューを用意している。印象的な店名と、それをデザインしたロゴを施した店内の装飾やオリジナルグラス、オリジナルステッカーなど、“インスタ映え”する写真を撮影する人が多いことで有名だ。

 同店の一番の人気理由は、ほかにはないアイデアとセンスにあふれたメニューにある。自家製ベーグルがよく知られているが、生の果物や野菜の酵素や栄養素を手軽に摂取できるコールドプレスジュース(低温低圧圧縮方式で搾ったジュース)が人気だ。メニューにはそれぞれ、「EAT ME」「BOTOX ME」「FREAKY FRESH」「SEX BOMB」といった目的や味を連想させるユニークな名前が付けられている。例えば「BOTOX ME」は、アップルジュースをベースにフレッシュミントとジンジャーが入っている。緑色野菜を使ったグリーンパワージュース(5.5ユーロ=約670円)は、「DETOX ME」「PUSH UP」「LONG LIFE」などのメニューがあり、「DETOX ME」にはキュウリ、セロリ、シトロン、アップル、ジンジャーといったデトックス効果が期待できる材料を使っている。トッピングにジンジャーやプロテインなどを追加できるサービスもある。そのほかにもスーパーフードシェイク(5.9ユーロ=約700円)やシリアルを使ったミューズリー(6.5ユーロ=約790円)などの人気メニューがある。

 近隣に競合店が多数存在する中、同店が常に満席になるほど人気を得ているのは、おいしいのはもちろんのこと、ポップなデザインやユニークでキャッチーなネーミングなどがクールで話題性があるものが好きなベルリナーの心をつかんでいるからだろう。

 ベルリンのこうした健康意識が高いカフェではビーガン対応のメニューが充実している。「ワット・ドゥー・ユー・ファンシー・ラブ?」では野菜を使ったメニュー以外にもコーヒーのメニューが豊富で、“ビーガン・オプション”といわれるミルクの種類を選べるサービスを提供している。例えばカプチーノを注文すると、ミルクは牛乳、豆乳、常備されているアーモンドミルクなどから選ぶことができる。全てのスタッフがレシピを把握しコーヒー専門店のバリスタ同様に、それぞれのミルクに合わせたカプチーノやコーヒーをいれることができる。ベルリンの最新のカフェではこうしたビーガン向けサービスが基本になりつつあり、今後さらに一般的になっていくだろう。

宮沢香奈:フリーランスライター兼コラムニスト。プレス、ブランドディレクターなどを経て、フリーランスとしてPR事業をスタート。その後、ライターとして執筆活動を開始。2014年に東京からベルリンへ拠点を移し、ヨーロッパを中心とした現地情報を多数の媒体で執筆中

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January 28, 2020 at 05:00AM
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