株式会社ドクターズチョイス(所在地:東京都千代田区、代表取締役:山本 明男)は、2022年6月2~5日に国立京都国際会館(京都市)で開催された第121回日本皮膚科学会総会で、世界初(当社調べ)の安定型中性ビタミンC誘導体(新規アスコルビン酸誘導体)を配合した美容液を使用した、ニキビ治療への臨床試験結果を発表しました。
当社の安定型中性ビタミンC誘導体は、傷口に入っても痛くない低刺激で、かつ安定性に優れ、常温での長期保存を可能にした点が特徴です。この美容液は、美肌効果が期待されています。
【ニキビ患者での効果と期待】
2022年6月4日開催、『新規アスコルビン酸誘導体含有化粧品のニキビ患者での効果と期待(座長 乃木田 俊辰先生/新宿南口皮膚科)』のランチョンセミナーにおいて、黒川 一郎先生(明和病院 皮膚科・にきびセンター)より『新規アスコルビン酸誘導体含有化粧品の尋常性ざ瘡患者における有用性の検討』、さらに野村 有子先生(野村皮膚科医院)より『新規アスコルビン酸誘導体原料の特徴とスキンケアへの対応』について発表されました。
定員70名のセミナー会場は満席で、急遽二階席が用意されました。この原料によるニキビ対策への関心の高さが伺われました。
【発表の概要】
1.臨床試験の実施
新規アスコルビン酸誘導体配合美容液を、ニキビ患者32名(3施設)に12週間塗布して経過を観察。
2.臨床試験の結果
症状をスコア化した場合、炎症後色素沈着に対する著効な効果を示した症例は5症例(2施設での24例中)に認められた。
使用感や肌の状態に関するアンケートで新規アスコルビン酸誘導体配合美容液は、良好な結果であった。(皮膚疾患患者のQOL評価尺度「Skindex-16」及び体感アンケート)
対照に比べ、アスコルビン酸誘導体を使用した方が、肌は明るく透明感が出て、経過とともにその効果が明らかになっていくこと、また、ニキビ痕のくぼみや凸凹の最大の高さと粗さが改善していることが確認された。
※肌診断機器(ロボスキンアナライザーRSA-100/インフォワード社、アンテラ3D/ガデリウス・メディカル株式会社)を使用。
試験期間を通じて安全性に関しては、まったく問題がなかった。
3.美容液を活用したニキビケアの提案
洗顔、保湿及び投薬を基本としつつ、日常のスキンケアにおいて、化粧水の後にこの新規アスコルビン酸誘導体配合の美容液を加えることにより、透明感のある明るい肌質とニキビ痕の改善も期待できると提案があった。
【安定型中性ビタミンC誘導体(新規アスコルビン酸誘導体)の特徴】
■高濃度ながらピリピリしない使用感
効果を求めた高配合でもピリピリ感を気にせず、毎日使用できるのが「安定型中性ビタミンC誘導体」の最大の特長です。
高濃度にしてもpH(※1)は中性域の「安定型中性ビタミンC誘導体」は、水溶液の濃度を上げても、pHは中性域内です。
※1 pHは溶液の酸性・アルカリ性の程度を表します。pH7を中性とし、7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性となります。
■褐変・変色の抑制
「安定型中性ビタミンC誘導体」は、安定性が高く、経時的な褐変・変色がほとんど見られません。
「安定型中性ビタミンC誘導体」は、安定的なため、肌によいものだけで美容液を作ることが可能な、新たな美容成分です。
不安定なビタミンCを配合する場合には、安定化させるための成分が必要になります。
【開発の背景】
ビタミンCは、皮膚科医や美容皮膚科医で最も使用されている成分の一つであり、美白、シミ、くすみ、にきび、毛穴ケア、ハリ等の対策成分として、医薬品、医薬部外品、化粧品にも使用されております。近年の一般市場でも、化粧品や医薬部外品など市場規模は大きい一方で、ビタミンCは、pH2~3の強酸性のため、刺激が強く肌がピリピリするなどの難点があり、さらに褐変しやすく、長期保存に不向きな点が課題です。
1932年にビタミンCが発見されて以来世界の研究者はこの課題に取り組んできました。当社では5年の歳月をかけて、安定型の中性ビタミンC誘導体の開発に成功しました。
ビタミンCの高い美肌効果を求めた高配合でもピリピリ感を気にせず、日々のベースになるスキンケアとして迷わずご使用いただけます。本学会において皮膚科医からの関心は高く、当社ブースでは商品お取扱いの相談を数多くいただきました。
【会社概要】
社名 : 株式会社ドクターズチョイス
代表 : 代表取締役 山本 明男
本社所在地: 東京都千代田区富士見2-7-2 ステージビルディング17F
URL : https://drs-choice.co.jp/
設立年 : 2006年5月9日
資本金 : 3,125万円
従業員数 : 35名(契約、パート含む)
事業内容 : 化粧品事業、健康食品事業など
【株式会社ドクターズチョイスについて】
大学、医療機関との共同研究による新規原料開発、有効性、安全性評価、医療機関向けの化粧品、サプリメントの販売を中心に事業を行っています。
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