Search

十二単 みやびに魅了 和倉温泉 着物文化楽しむ集い - 中日新聞

宮廷装束の盛装「十二単」の魅力が紹介されたきものの集い=いずれも七尾市・和倉温泉のあえの風で

写真

 着物文化を楽しむ「第7回きものの集い」が二十三日、七尾市・和倉温泉のあえの風であった。平安時代の宮廷装束の盛装「十二単(ひとえ)」の衣を一枚ずつ着る「お服上げ(着装)」の所作が披露され、和服姿の参加者約二百四十人を魅了した。

 東京都優秀技能者知事賞など数々の受賞歴がある国際文化理容美容専門学校渋谷校・国分寺校の荘司礼子校長(衣紋道東京道場会長)が講師。平安貴族の子どもの上着「汗衫(かざみ)」姿から、単や五衣(いつつぎぬ)、打衣、表着(うわぎ)、唐衣、裳(も)など衣を一枚ずつ重ねる十二単の着装を、みやびな雰囲気の中で再現した。

 唐衣と裳を着けると正装となり、裳を着けることで女性が成人したことを意味し、男性の元服「加冠の儀」に対し女性は「裳着の儀」と呼ばれたことのほか、平安装束と現在との違いを紹介。単が他の衣を覆うため、単さえ替えれば他の衣が汚れないなど、当時から考え抜かれた合理的な衣装だったことも説明された。

単や唐衣、裳などを1枚ずつ着ていく十二単のお服上げの所作を披露する荘司礼子さん(左)

写真

 主催した「きもの文化を楽しむ会」(事務局・山原昌娃(まさえ)きもの着付学院)の山原昌娃さんは「着物文化の発展を願い準備してきたかいがあった」とあいさつ。集いで初めて所作を披露した荘司さんは「山原さんのおかげで七尾へ来ることができた」と感謝し、十二単の総重量を問う参加者の質問に「十五〜二十キロほど」と答え、「次の機会に皆さん着てみてください。重さがよく分かります」と呼び掛けた。

 同会の橋元道彦会長、小田禎彦加賀屋相談役、加賀屋女将(おかみ)の小田真弓さん、実行委員の岡本勝さんらがあいさつ。東日本大震災からの復興を願い「花は咲く」を全員で合唱した。 (室木泰彦)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"文化" - Google ニュース
February 24, 2020 at 10:13AM
https://ift.tt/2PkwiX4

十二単 みやびに魅了 和倉温泉 着物文化楽しむ集い - 中日新聞
"文化" - Google ニュース
https://ift.tt/33JSEW7
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "十二単 みやびに魅了 和倉温泉 着物文化楽しむ集い - 中日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.