まずは真冬の三河湾でみそぎ
最寄り駅の三河鳥羽駅は、2両編成の列車が1時間に2本しか来ない無人駅。住宅が密集している地域もあるが周辺には田畑が広がり、コンビニはおろか、飲食店もほとんどない。 駅から10分ほど歩いて会場の鳥羽神明社に着いたが、全国的に有名な奇祭が行われる場所の割には境内はそれほど広くはない。ただし、その一角には竹と茅で組んだ5メートルほどの「すずみ」と呼ばれる大きな松明が2つ並んで設置されており、かなりの威圧感だ。 ちなみにこの火祭りでは、住んでいる地域の東西で「福地」「乾地」の二手に分かれ、参加者たちが業火に包まれたそれそれのすずみに飛び込む。競い合うようにして神木と十二縄を取り出して神前に供え、勝敗の行方とすずみの燃え具合で、その年の天候や作物の豊凶を占うという。 言い伝えでは、「福地」が勝てば豊作で雨にも恵まれるが、「乾地」が勝つと干天などの異変が起こるとされているため、「福地」にかかるプレッシャーがすごそうだ。 祭りが始まるのは午後3時。参加する神男(※両陣営の25歳の厄男から1名ずつ)と大勢の奉仕者たちは、お祓いを受けてからさらしにふんどし姿で1キロ以上を歩き、「みそぎ」を行うために海へと向かう。比較的温暖な地域とはいえ、真冬の2月に半裸。肩を組みながら威勢のいい掛け声が聞こえてくるが、そうやって気持ちを高めないとさすがにキツいのだろう。 海には参加者全員が入ったわけではないが、遠浅の海岸らしく先頭の一団は砂浜から200メートルほど沖合まで行っていた。祭りのお清めで冬場でも海に飛び込むこと自体は珍しくないが、明らかに10分以上は海水に浸かっている。サウナ後の水風呂ですら一瞬で出てしまう筆者には絶対無理だ。"祭り" - Google ニュース
February 22, 2020 at 06:51AM
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日本一危険な祭に行ってきた。燃え盛る炎に飛び込む男たちに仰天… - 日刊SPA!
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