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浜松まつり中止、市民冷静「仕方ない」 関連業者ため息|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

初子祝いの大凧を運ぶ凧揚げ会の関係者。中止決定の前日まで開催を祈り準備を進めていた=22日午前、浜松市中区

 「この状況では仕方がない」「来年は今年の分まで楽しむ」。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために浜松まつりの中止が決まった23日、浜松市内の凧(たこ)揚げ会や祭り用品店の関係者はため息交じりながら、比較的冷静に受け止めた。連日伝えられる感染拡大の生活への影響を重く見て、組織委員会の判断に理解を示した。
 中止決定前日の22日、同市中区鹿谷町の凧揚げ会「亀山組」の関係者らは開催への期待と諦めが交錯する複雑な心境で、凧糸の長さ調整や御殿屋台の手入れに取り組んだ。
 初子を祝う4帖(じょう)凧が完成し、おのずと祭りムードは高まっていた。中止を知った組長の坂倉基史さん(50)は「開催してほしかったが、参加者の体調までは責任が持てず、やむを得ない。今年がだめでも、町民同士の準備作業は将来につながるはずだ」と淡々と語った。
 組織委の判断を待たず、感染拡大を懸念して不参加を決める町が相次ぐ中、開催を心待ちにしていた市民も少なくない。孫5人の初子祝いを行う予定だった同区の西上池川さくら組、原野俊郎さん(69)は「初凧が揚がるのをワクワクして待っていたのに…」と肩を落とす。小学生の孫は激練りを盛り上げるラッパや御殿屋台のおはやしに参加できずがっかりした様子という。「来年は、1年成長した孫と2倍も3倍も楽しみたい」と気持ちを切り替えた。
 2011年に中止になった際は、祭り用品の製造・販売業者が大打撃を受けた。浜松まつりの関連消費が売り上げの3分の1を占める祭り用品専門店「祭すみたや」(同区)の中川晋介社長(41)は「中止は覚悟していた。経営を考えると本当に痛い」と吐露する。自前の縫製工場を休業し、金融機関の特別融資などを使って店を回す予定という。それでも「新型コロナウイルスの一日も早い終息を願うしかない。夏や秋の祭りに向けて準備したい」と顔を上げた。

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March 24, 2020 at 05:27AM
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