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県綿貫観音山古墳出土品 国文化審が国宝指定、文科相に答申:群馬(TOKYO Web) - 東京新聞

県綿貫観音山古墳出土品の水瓶や鏡、武具など(いずれも県立歴史博物館提供)

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 国の文化審議会が十九日、国宝(美術工芸品)に指定するよう文部科学相に答申した「群馬県綿貫観音山古墳出土品」は、六世紀後半(古墳時代)の有力地域首長の社会的地位と財力、対外活動の一端を示す学術的価値が極めて高い資料であることが評価された。県関連の国宝は、太田市で出土した「埴輪(はにわ)武装男子立像」と世界文化遺産で富岡市の「富岡製糸場」に次いで三件となる。 (池田知之)

 県文化財保護課によると、高崎市綿貫町と台新田町にまたがる同古墳は、全長九十七メートルの前方後円墳。石室の副葬品の霊獣や神の像を施した銅鏡「獣帯鏡(じゅうたいきょう)」、容器「銅水瓶(どうすいびょう)」などの出土品は、朝鮮半島や中国大陸との深いつながりを示す。

県綿貫観音山古墳出土品の埴輪

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 埴輪は帽子をかぶってあぐらをかく男性や、正座した女性などの姿をしており、古墳時代当時の儀礼や習俗を理解するためにも貴重だ。計三千三百四十六点の出土品は、状態が良く内容の多彩さも優れ、古墳時代の東国社会を研究する上で価値があるとした。

旧群南村役場庁舎の外観=高崎市上滝町で(県教委提供)

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 一方、同時に「旧群南村役場庁舎(高崎市歴史民俗資料館)」は木造の役場庁舎の様子を伝える建築物として登録有形文化財(建造物)にするよう答申した。

 同市上滝町の旧群南村(現高崎市)役場庁舎は一九五八(昭和三十三)年に完成した木造二階建てで、寄せ棟造りの瓦ぶき。延べ床面積七百七十六平方メートルで、東西に長い。外壁はモルタル塗りで、玄関ポーチの壁はれんが積み。増築や改修の後、市歴史民俗資料館として使われ、古くからの内外装が良く残っている。

 今回の指定で、県内の登録有形文化財(建造物)は百三十カ所の計三百三十七件となる。

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March 20, 2020 at 05:56AM
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