郷土史や国際交流などをテーマに、約40年にわたる執筆録「四季の眺め」を出版した藤嶋とみ子さん=川崎市中原区で |
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文化で地域をつなぐ長年の活動が評価され、本年度の川崎市文化賞を受賞した日本舞踊家の藤嶋とみ子(花柳錦右(はなやぎきんう))さん(76)=中原区=が、「四季の眺め〜昭和・平成のおもいで〜」と題し、約40年にわたる執筆録を1冊にまとめた。 (石川修巳)
藤嶋さんは一九六七年、中原区中丸子に日本舞踊教室「日舞扇乃会」を開設。福祉施設への慰問とともに、市文化財団理事などとして、地域の文化活動にも参加してきた。
友人の勧めで、中原区文化協会会報などに寄稿した中から、約七十本を選んで収録した。着物姿で歩き回って調べた「郷土・地域のこと」をはじめ、日舞を通じた国際交流などもつづっている。
藤嶋さんは、町の古老たちを訪ねる郷土史研究をライフワークにしてきた。小学生だった娘が夏休みの宿題で「多摩川の砂利掘り」に着目し、一緒に勉強したことがきっかけという。
思い出深いのは、八四年の「文化なかはら」に掲載された「中丸子野口家の水車」。自宅近くにかつて関東一とされる水車があり、「水車や」という屋号で呼ばれていた歴史を書きとめた。「野口家の縁側で、何度も話を聞かせていただいた。郷土史の先生に褒められました」と藤嶋さん。
変貌する町並みの中で、今も残る路地に子どものころの記憶がよみがえるという。「素人の文章だけれども、この地域がどう発展してきたかを知る手がかりになれば」と話している。
昨年十二月の発行で、三百九ページ。販売はしておらず、川崎市立図書館などに所蔵されている。
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March 10, 2020 at 05:18AM
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郷土40年の変貌つづる 川崎市文化賞 日本舞踊家の藤嶋さん:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞
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