
東北3大祭りの1つ仙台七夕まつり(8月6~8日)を主催する同協賛会は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開催中止を正式に決めた。戦後間もない1946年(昭21)、仙台市の中心部・一番町通りの焼け跡に、52本の竹飾りが立った現行の形として復活してから63年間も継続。今では毎年200万人以上の観光客が訪れるまで大きくなった。
【写真】1946年に現在の形で始まってから中止は初めてとなる仙台七夕祭り
創業1883年(明16)から七夕飾りに関わっている鳴海屋紙商事(仙台)の数井道憲社長(50)は「ある程度は覚悟していた。いざ中止が決まると寂しい」と無念の表情だった。同社は毎年、七夕で使われる吹き流しの材料販売と製作、飾り付けを中心に行っている。会社全体の売り上げの約1割が七夕事業でもあった。すでに正月明けから七夕飾りの打ち合わせを開始し、2月下旬から製作に入り、全社員で開催を待ち焦がれていた。
しかし、五輪の中止が決まった先月24日から作業をストップ。すでに100本ほどの七夕飾りは完成状態にあった。数井社長は「昨年の経験も踏まえて、今年はさらにいい祭りにしたいと思っていた」と悔しさをにじませる。昨年4月に同社の社長に就任し、七夕への思いもどんどん高まっていただけに「今年作った七夕飾りは来年にも使える。(中止になった分も)来年はさらに盛り上がる祭りにしたい」と気持ちを切り替え、前を向く。今後は仙台商工会議所と代替案を模索して、実現を目指していく。
青森の弘前や秋田・角館で開催予定だった、桜の開花に合わせて開催する祭りはすでに中止。5月30~31日に予定されていた「東北絆まつり」は7日、1年程度の延期を発表。仙台七夕と同じ東北3大祭りの1つ「青森ねぶた祭」(8月2~7日)は8日に中止が決定。まだ季節は春なのに、みちのく夏にポッカリと穴があいてしまった。【佐藤究】
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