ケルトの調べ 踊りに乗せて アイルランド文化 松本で堪能 - 信濃毎日新聞

　アイルランドの祝日「セントパトリックスデー」（３月１７日）にちなんだイベントが２２日、松本市街地の縄手通りで開かれた。信州大（本部・松本市）のケルト音楽研究会の学生たちでつくる実行委員会が企画。小雨の中、陽気な音楽や踊りに誘われ、傘を差した人たちの輪ができた。

　セントパトリックスデーはアイルランドにキリスト教を伝えた聖人の命日を記念する日。アイルランド系移民の多い地域を中心に世界各地でパレードなどが行われる。

　松本市内ではケルト音楽に親しむ信大生たちが魅力を知ってもらおうと始め、３年目。同国のシンボルカラー、緑色の衣服などを身に着けた学生ら約３０人が、同国発祥の縦笛ティンホイッスルや、フィドル（バイオリン）などの楽器を合奏した。

　信大人文学部２年の小杉瑞歩さん（２０）は「楽器初心者でも気軽に始めやすい」とフィドルを演奏。イベントの実行委員長で同学部３年の下崎嵩登さん（２２）は「楽譜なしで演奏でき、庶民に親しまれてきた音楽。多くの人に楽しんでほしい」と話していた。

（3月23日）

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