グルメやキーホルダーだけでなく、コスメにも「ご当地もの」がある。地元の資源を使って生まれた宮城ならではの魅力的な化粧品を紹介しよう。誕生の地を訪ねると、それぞれに心動かされる開発ストーリーがあった。
はす肌
国内最大級の渡り鳥の越冬地、伊豆沼(登米、栗原市)。夏は大輪のハスが見事に咲き乱れる。この花のエキスを化粧水とクリームに配合した。販売元・伊豆沼農産社長の佐藤耕城さんによると、開発のきっかけは宮城県復興応援プロジェクト。「枯れたハスが沼底に堆積すると生態系に悪影響を及ぼします。そのため、一部を計画的に刈り取っていました」。花に抗酸化作用があることが分かり、県やメーカーと共に化粧品への活用を模索。保湿と美白効果がある伊豆沼産乳酸菌入り甘酒も入れ、2016年に発売した。
伊豆沼農産はブランド「伊達の純粋赤豚」の生産、「伊豆沼ハム」の製造をはじめ農業や食品製造を幅広く手掛ける。「環境を守る意識は、自然の恵みをいただく生産者として当然の思い」と話し、化粧品の売り上げの一部は環境保全活動に充てる。5月8日(日)まで直売所で購入すると1品で30%引き、2品以上で50%引きのキャンペーン実施中。
伊豆沼農産
登米市迫町新田前沼149-7
TEL0220-28-2986
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Written by 鶴岡 彩
(河北ウイークリーせんだい2022年4月21日号掲載)
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