特産鉱物で化粧品地域の「顔」に「愛知・東栄行きたい」契機に：中日新聞Web - 中日新聞

地元発で商品化したファンデーション（右）とフェイスパウダー＝いずれも愛知県東栄町で

　愛知県東栄町で採掘される化粧品用の鉱物セリサイト（絹雲母｟きぬうんも｠）を使った地元発のファンデーションとフェースパウダーが誕生した。商品化したのは、町内で手作りコスメの体験教室を開いてきた企業「もと」。新型コロナウイルス禍で教室の参加者が半減する中、リピーターからの「販売してほしい」という声を受け、一念発起した。　（鈴木智重、写真も）

　奥三河の山間地、東栄町で採れるセリサイトは不純物がほぼない上、白色度も高く、くすみにくいのが特長。世界的にも高品質で知られ、資生堂やシャネルなど国内外の有名ブランドも多く採用している。

　社名と同じ「ｍｏｔｏ（もと）」とブランド名を付けた化粧品は、セリサイトをファンデーションは６０％以上、パウダーには８０％以上と、ふんだんに配合している。

　応援購入サイト「Ｍａｋｕａｋｅ（マクアケ）」で１１月に販売を開始。ファンデが６９３０円、パウダーが５８３０円だが、一部割引もある。人気は上々で売り上げは当初目標額の３０万円を大きく超え、１７０万円に上った。来年２月にも自社のホームページや、体験教室の会場で一般販売を始める。

　ファンデなどをはじめとしたコスメ作り教室は...

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