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播磨発、自然派スキンケア 姫路の温泉水、ハーブで化粧品開発 防腐剤不使用 東京、大阪などでも販売 - 神戸新聞NEXT

 エステティックサロン経営「エーアジア」(兵庫県加古川市平岡町新在家1)が、播磨地域の温泉水やハーブだけを使ったスキンケア化粧品を販売し、注目を集めている。ハーブ加工会社「香寺ハーブ・ガーデン」(姫路市香寺町)と共同開発。2022年9月にブランド「アンドハリマ・ジャパン」を立ち上げ、東京や大阪、福岡などに販路を拡大し、播磨の素材の魅力や技術力を発信している。(増井哲夫)

 社長の山本彩邑衣(あおい)さん(39)は20歳でエステティシャンとなり、13年、JR東加古川駅近くにエステ店を開業した。さまざまな肌のトラブルを知る中で、安心して使用できる国産スキンケア製品を探してきたが、満足のいく物に出合えず、それなら自分でと、5年前から開発に乗り出した。

 着目したのが日本の温泉。古くから「湯治」の文化があり、肌にも良いとされている。そこで、温泉水を使うことをいくつかの化粧品製造工場に掛け合ったが、「菌が繁殖するので防腐剤は不可欠」などとされ、一時は諦めかけた。

 そんな時、知人のつてで姫路市安富町の温泉が廃業したと聞き、訪ねた。地下1200メートルからくみ上げた源泉は健在で、泉質も優れていた。「安全安心なスキンケア化粧品を播磨の温泉水で作りたい」との思いを伝え、使わせてもらえることになった。

 農薬や除草剤を使わないハーブの栽培から加工品製造まで手がける香寺ハーブ・ガーデン代表の福岡譲一さん(64)に相談したところ、「温泉水でも防腐剤なしで化粧品を作れる」という。2年がかりで、独自製法により有効成分を凝縮、抽出することに成功した。「地域を盛り上げたいという、熱い思いに共感した」と福岡さん。

 22年、蒸留工程で不純物を除去し、添加物を使わない100%天然温泉成分の化粧水「ハリマノメグミ100」が完成。香寺ハーブ・ガーデンが姫路市内で有機栽培するカモミールやクロモジなどを使い、ハーブウオーターも作った。

 22年9月、世界の化粧品バイヤーが集まる展示会にも出品。連日100枚のアンケートを回収する人気で、山本さんは「小さな出展スペースだったのに、あまりの反響に驚いた」と話す。ハーブウオーターは現在、東京の百貨店や大阪・梅田の商業施設などに並ぶ。

 山本さんは「敏感肌やニキビ肌の人、子どもからお年寄りまで喜んでもらえる製品ができた。播磨や加古川の地域振興にもつながれば」と話す。

 ハリマノメグミ100はサロン専売で500ミリリットル(ボトル)が6050円。ハーブウオーターは3種類あり各8140円。アンドハリマ・ジャパンTEL079・424・9700

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