聞き手・益田暢子
スキンケアや化粧に関心をもつ男性が増えています。化粧品大手のコーセーは、高価格帯ブランド「コスメデコルテ」の美容液の広告モデルに、米大リーグで活躍する大谷翔平選手を採用して注目を集めました。性別を超えた多様性を重視する「ジェンダーレス」の時代、化粧品メーカーはどんな戦略で男性客の取り込みを図るのか。同社の小林一俊社長に聞きました。
――大谷効果で美容液が売れていますね。
「想定していた以上に反応がいいです。今年2月、大谷選手がインスタグラムに載せたロッカールームの写真にデコルテの化粧水とクリームが写っていたことで、その日のうちに大きな話題になりました。(広告であることを隠して宣伝する)ステルスマーケティングではないんですよ。本当に、たまたま写っていたんです」
「美容液の広告キャンペーンは3月16日から展開したのですが、ちょうどワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の期間中だったこともあり、反響はすごく大きかった。店頭に来る男性は13倍に増えました。普段は百貨店の化粧品売り場に来ないような、おじさんがふらっと立ち寄って、値段も聞かずに『紫のこれ、ちょうだい』と言って美容液を買っていくんですよ。びっくりしています」
――大谷選手をモデルに起用したのはなぜですか。
「人口減少が進むなか、せま…
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