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コスメにも韓流人気、フランス抜き輸入額首位…「好きなアイドルも使っている」 - 読売新聞オンライン

 韓国ブランドの化粧品が存在感を高めている。韓国からの化粧品輸入額は、昨年、国別で初めてフランスを抜いて首位になった。価格は抑えながら品質は高く、男女問わず、幅広い支持を得ているのが特徴だ。(柿沼衣里)

 ローソンが韓国コスメブランド「ロムアンド」と共同開発した口紅などの商品は、3月末の発売直後から人気を集めた。2か月分の在庫を用意したが、発売から3日間で売り切れた。商品サイズを通常の3分の2ほどにして、価格を1000円前後に抑えるという、きめ細かな販売戦略も、人気の 秘訣ひけつ となった。

 大手雑貨店「ロフト」でも3~6月の韓国コスメの売り上げが前年同期比1・6倍と好調だった。約210ブランドの2000種類を展開しており、特に口紅やシートマスクが人気になっている。

 日本輸入化粧品協会によると、2022年に韓国からの化粧品(香水やシャンプー含む)の輸入額は775億円となり、フランスからの764億円を上回った。これまで「ランコム」や「シャネル」など高級ブランドが多いフランスが30年近くトップだったが、韓国からの輸入額は10年前の約6倍となった。

 比較的安価で少数でも発注に応じる韓国メーカーに日本企業などが生産を委託するケースが増えていることも輸入額を押し上げているという。

 日本で韓国コスメの認知度が高まったのは2007年頃で、美容液や化粧下地、ファンデーションなどの機能を備えた「BBクリーム」が流行した。

 ブランド信仰が強い日本では、韓国の化粧品の品質を低く評価するような傾向があったとされる。だが、世界で韓流アイドルの人気が高まると、若者の間で「価格は手頃で、自分が好きなアイドルも使っている」として、韓国の化粧品を買い求める動きが加速した。

 日本輸入化粧品協会の栗原悟専務理事は「輸入化粧品業界にとって大きな転換点。韓国コスメは一過性のブームではなく、定着している」と舌を巻く。

 韓国コスメの一部は、日本で認められていない成分を含んでおり、個人輸入してネットで転売されたケースなどではトラブルになることもあるという。誇大広告も多いとされており、こうした対策が進めば、さらに韓国コスメは受け入れられるとの見方も出ている。

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