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書の美 重要文化財 財貫之集下断簡(石山切) 流れと調和=島谷弘幸 - 毎日新聞

 何度か、この欄でも紹介した「本願寺本三十六人家集」の断簡である。「貫之集下」を書写した2葉で、見開きで1幅の掛け幅に仕立てられている。右が獅子唐草の文様を雲母(きら)刷りした料紙で、左が藍と緑の染紙を切り継ぎした華麗な料紙を用いている。それぞれ下絵に銀泥で鳥や折枝などを描いており、当時の宮中で尊重され、愛玩された料紙装飾の粋を見せている。これを見るだけでも宮廷貴族の美意識の一端が偲(しの)ばれるが、何より闊達(かったつ)自在な筆の動きが小気味よい。かなりの速筆で、11世紀半ばに完成された「高野(こうや)切(ぎれ)」に代表される平仮名(女手(おんなで))が、個性豊かに展開していく様子が窺(うかが)える。一文字一文字の美しい字形を積み重ねるのではなく、全体の調和に観点が置かれ…

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January 26, 2020 at 12:12AM
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