◆ジビエ料理で獣害知って
シカ肉を使ったカレーやシチューの販売を主導した鈴木晴香さん=浜松市中区の静岡文化芸術大で |
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学生が捕獲に携わったシカ肉を素材にしたカレーやシチューが四日、浜松市中区の静岡文化芸術大の食堂で販売された。中山間地で起きる獣害への理解を促すための試みで、獣害の課題や影響を記したパンフレットも配った。
一月三十、三十一日にも食堂で販売。三日間で、計二百食のカレーやシチューが学生らに提供された。シチューを食べた文化政策学部四年の篠崎真実さん(22)は「もっと癖があるかと思ったが、意外と食べやすかった」と話した。
中山間地での実地調査に取り組む船戸修一准教授のゼミが実施した。昨年十二月三日、浜松市天竜区春野町で地元の猟師の協力でわなを仕掛け、雄のシカを捕獲。同町の加工施設で精肉にしてもらい、大学生協に買い取ってもらった。
取り組みを主導した文化政策学部四年の鈴木晴香さん(22)は「中山間地での獣害は遠いところの問題だと思っている人がいるかもしれないけれど、われわれの生活と密接につながっている。少しでも地域の実情が伝わるきっかけになるとうれしい」と語った。
(鎌倉優太)
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February 06, 2020 at 03:13AM
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