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国有形文化財に「翁座」、文化審答申 大正期に建立された芝居小屋 広島・府中 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 備後地方ゆかりの文化財に、新たな評価が加わった。大正期に建てられた芝居小屋「翁(おきな)座」(広島県府中市上下町)は、国の文化審議会が国登録有形文化財とするよう文部科学相に答申。明王院(同福山市草戸町)の国宝五重塔に安置される3体の仏像は、南北朝時代(1336~92年)に施されたとみられる装飾が評価され、県教育委員会が県重要文化財に指定することを決めた。【池田一生】

 翁座は国の登録有形文化財として、夏ごろまでに答申通り告示される見通し。県内では274件目となる。

 市教委によると、翁座は歌舞伎を上演できる芝居小屋として1925年完成。木造2階建て延べ418平方メートルで、吹き抜けの客席と回転できる舞台を備える。46年には、映画が上映できるよう増築。60年に一旦閉館し、その後は工場や倉庫として利用されていたが、94年の改修で花道や桟敷が再現され、芝居小屋として復活した。

 国の文化審議会は、歴史的な町並みの中核として親しまれていることも評価した。現在は市が管理し、歴史的観光資源としての活用に向け、耐震化などの整備を予定している。

 県重要文化財に指定されたのは、明王院の五重塔にある弥勒菩薩(みろくぼさつ)像と不動明王像、愛染(あいぜん)明王像の3体で、県重文は318件目となった。

 弥勒菩薩像(高さ52・7センチ)は、着衣に金を細かく切って貼った截金(きりかね)が施されている。不動明王像(同28・8センチ)と愛染明王像(同34・4センチ)は憤怒の形相を見せ、それぞれ鮮やかな彩色を残している。

 国宝の五重塔は南北朝時代の1348年に建立されており、仏像は同時期の作品とみられている。施された装飾からは当時の高い技術をうかがえ、県教委は希少な文化財と判断した。

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March 24, 2020 at 07:55AM
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