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コロナ後の未来へ【1】「鶴見区民文化センターサルビアホール」 鶴見区民へ文化に触れる機会を 横浜市鶴見区【WEB限定記事】 | 鶴見区 | タウンニュース - タウンニュース

 「ただ今、休業中」――いつもの鶴見の風景に、”自粛”という波が押し寄せている春。休業中の裏側で、人々はどのように働いているのか。見えてきたのは、「アフターコロナ」に思いを馳せ、多くの我慢を強いられながらも未来のために汗を流す、スタッフたちの姿だった。第一回目は、新型コロナウイルスの影響で最も早く休館を開始した公共施設の一つ、鶴見区民文化センターサルビアホールの内部に迫る。(4月22日起稿)

朝から晩まで電話

 サルビアホールは、横浜市内8カ所目となる区民文化センターとして、2011年3月5日、JR鶴見駅東口すぐの複合施設「シークレイン」の中に開館した。最大650席となるホールに加え、100席の音楽ホール、ギャラリーなどを併設。文化拠点として、さまざまなジャンルの文化を発信している。

 そんな施設が休館を余儀なくされたのは、2月29日。政府の方針を受け、横浜市が市民利用施設を一斉に臨時休館にしたためだった(4月7日の緊急事態宣言を受け8日から5月6日まで完全休館)。

 当初は貸館で予約済みのイベントについては個別に対応を調整。山口滋生館長は、「職員総出で一日中電話をしていた」と振り返る。

 春の発表会や卒業公演など、3月から4月は貸館も増える時期。中止になった自主事業のチケット払い戻しや貸館予約者に開催意向の確認など、朝から晩まで電話をかけていたという。

10周年の出鼻くじく

 開館10周年となる記念の年。特別公演はもちろん、例年の事業でも、これまでの感謝を伝えるつもりだった。

 サルビアホールを拠点に活動する登録アーティストたちによる「サルビア・スプリングフェスタ」(4月25日)、親子を対象とした「サルビアキッズミュージック」

 (5月9日)など、多くの企画が中止。海外からアーティストを招く公演もキャンセルとなり、年度内の振り替えを企画するが、「本当に開催できるのか」、不透明な先行きに不安を募らせる。

 また、他施設に比べても稼働率が高いというセンターでは、先の予約も埋まっているため、「中止になった企画の振り替えもままならない」と頭を悩ませる。

文化に触れる機会を

 「お客様にとっては年に数回あるかのハレの日。もっと心情を考えて、休館の連絡ができなかったか」。完全休館後、立ち止まる時間が増えたことで気づいた。

 職員8人、舞台スタッフ6人、カルチャースタッフ14人が勤務する同センター。現在は、在宅ワークで出勤数を減らしながら勤務している。

 定期的に動作の確認や保守が必要となる照明などの機材関係は舞台スタッフが整備を継続。所有するピアノは保湿管理も怠らないようにケアしており、「開館中は清掃しきれない場所など、これを機に掃除、補修している」。

 「お客様のニーズは何か、より鶴見区のために、文化に触れる機会を増やしたい」。アフターコロナの野望を膨らませるスタッフたち。我慢のときを経て、再開する日のために力とアイデアを蓄える。

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April 22, 2020 at 10:00PM
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