松屋は8月5日から、一部売り場をリニューアルオープンする。かねてより好調な化粧品売り場を拡充するほか、地下2階に自社運営の冷凍食品売り場を常設化する。コロナ禍でも需要の高かった分野に投資し、売上の拡大に弾みをつける。
1階の化粧品売り場は、同フロアの婦人雑貨を3階に移設し、売り場面積を従来から2割広い231坪(約763.6平方メートル)に拡大する。取り扱いブランドは、アールエムケーやシュウ ウエムラ、スックなど7ブランドを追加。アンプリチュードなど6ブランドがリニューアルし、取扱数は全43ブランドとなる。
新型コロナウイルス感染症の拡大でマスクの着用が前提となっている一方、行動制限が緩和されつつあり、カラーメイクの需要が増しているという。訪日観光客も増加傾向で、今回のリニューアルでは日本発ブランドを中心に集約した。改装を経て、下期の売上目標は前年比115%を目指す。
8月31日には地下2階に常設の冷凍食品売り場をオープンする。松屋が自社で運営する。「銀座日東コーナー1948」など銀座エリアのレストランや洋菓子店に依頼して開発したものなど、約10坪(約33.1平方メートル)に、約50ブランド350種類の商品を集める。売上目標は下期で5000万円。共働きや単身世帯の利用や、コロナ禍で増えた中食需要の取り込みを図る。
7階の家具売り場にはライフスタイル提案型の売り場をオープンする。展開ブランドはカンディハウスやマルニ木工など。提携ショールーム数は改装前から9社増の60社となる。売上目標は前年比160%。
松屋の2023年2月期第1四半期の売上高は、収益認識に関する会計基準適用後で78億8100万円だった。適用前で見ると194億5500万円で、前年同期比33.8%増となった。営業損益は3億2400万円の赤字、四半期純損益は3億5700万円の赤字。通期では売上高は320億円(従来の計上では770億円)、純利益は44億円の予想。
直近6月の売上高概況では、松屋銀座の売上高は前年比42.8%増、入店客数は29.0%増だった。21年9月から前年比プラスは10カ月連続。化粧品が好調で同比44%増、ラグジュアリーブランドは同比75%増で、19年比でも2割ほど増加している。
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