
新型コロナウイルス対策のマスク着用目安の緩和を受け、化粧品の売り上げが好調だ。大手各社は「脱マスク」を意識し、口紅やチークなどのメーキャップ化粧品の販売に注力している。
百貨店・松屋銀座(東京都中央区)でコーセーが展開する「ジルスチュアート」では、1~2月の口紅やアイシャドーなどのメーキャップ化粧品売り上げが前年同期比で約4割増えた。3月上旬に新作の口紅を購入した都内在住の看護師の女性(26)は「1年ぶりに口紅を買った。マスクを外した時に顔色がよく見える色を選んだ」と話した。
調査会社・インテージによると、1~2月の全国のドラッグストアなどでのメーキャップ化粧品の売り上げは、前年同期比で1割増となった。特に口紅は前年比で約30%、チークも約25%増えた。コロナ禍前の2019年と比べても7割程度に戻ってきた。
今後、脱マスクが広がることに業界は期待する。資生堂の藤原憲太郎社長は2月の記者会見で「国内は今年から『攻め』に移行する」と話した。25年までの3年間で国内外のマーケティング費に計1000億円超を追加投資する計画だ。コーセーは今年から米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手を「雪肌精」など看板ブランドで広告起用し、男女問わず幅広い客層への発信を図っている。
インテージの木地利光・市場アナリストは「化粧品がコロナ前水準に回復するにはしばらくかかるが、緩やかに需要は戻るだろう」と分析している。
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