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アスクルは18日、筆頭株主のヤフーが保有する45%強の株式の売り渡しを求める権利の行使を検討していると表明した。都内で開いた記者会見で岩田彰一郎社長が語った。ヤフーはアスクルと共同で立ち上げた電子商取引(EC)事業の不振など業績低迷を理由に、8月2日開催予定のアスクルの株主総会で岩田社長の再任議案に反対すると表明。両社の対立が深まっている。
アスクル側によると、資本・業務提携するヤフーとの契約のなかに著しい違反があった場合は株式の売り渡しを請求できる条項が盛り込まれているという。岩田社長はまずはヤフー側と協議したい考えを示したが、売り渡し請求権の行使についても「可能性は検討している」と語った。実際に行使するかは総会までに判断するとした。
アスクルは前日17日、ヤフーに提携解消の協議を求めたと発表。ヤフーは同日、提携は継続したいとして協議は不要との立場を表明した。
両社の対立を嫌気し、18日の東京株式市場ではアスクル株が一時、前日比7%安の2421円まで下落した。ヤフー株も同3%安の319円まで下げた。
2019-07-18 09:00:00Z
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47493620Y9A710C1TJ2000/
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