更新日:2020年4月24日
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スポット展示は、市内の新指定の文化財、新たな収蔵資料など最新情報や時節に応じた資料を紹介する、ミニ展示です。
国登録有形民俗文化財「武庫川女子大学近代衣生活資料 」
外出着(おしゃれ着)
関連資料及び教育資料
令和2年3月16日、学校法人武庫川学院が所蔵する、明治から昭和にかけての着物を中心とする衣類とその関連資料(9,092点)が、国の登録有形民俗文化財に登録されました。
これらは、平成7年(1995)の阪神・淡路大震災で罹災した家々から寄贈された着物類を母体として、武庫川女子大学と大学附属のミュージアム設置準備室(現在の武庫川女子大学附属総合ミュージアム)がさらなる収集と整理、研究を続け、現在に至った資料群です。
主な収集地域は、関西地方、特に、大阪市と神戸市に挟まれた阪神間です。
その内容は、着物類、着物に付属する小物類や外出時の服飾小物などの関連資料、和裁用の教育資料の3つの資料群から構成されます。
着物類は、
関連資料は、
教育資料は、女子専門学校や技芸学校で使用された雛形や縫い見本、図案、型紙などで、戦前期までの女子教育の内容と着物の製作方法がわかる資料です。
武庫川大学附属総合ミュージアムより借用した、昭和期の女性用和裁小物や和裁用
絵更紗 の袋物
袋物(写真左と写真中央は巾着タイプ、写真右はクラッチタイプ)
袋物とは、革、布、合成繊維などで作られた、和裁用の入れ物です。
ここでは、
絵更紗は、大正時代の京都で
赤・青・黄の三色を基本とし、日本の風物など自由な題材が好まれます。
竹尾千代は、1980年代頃(60代の頃)から手芸として絵更紗を始め、その図案は、元井の絵更紗の作品集を手本に模倣を貫き、技法や染織は、独自に研究を重ねました。
口元に紐を通して縫い絞った形の袋物は、巾着と呼ばれます。巾着は、お金やお守り、薬、印章などを入れて、腰に下げて使います。
裁縫雛形
子ども用の被布
ちゃんちゃんこ
裁縫雛形
裁縫雛形は、実寸の三分の一のミニチュアです。
実寸サイズの衣服を製作する前に、裁縫雛形を製作することで、布地の節約ができるとともに、短い期間で多種類の裁ち縫いを学ぶことができました。
明治時代に渡辺辰五郎(東京家政大学の創立者)によって考案され、全国の女子専門学校などで裁縫教育の普及に役立ちました。
被布
被布は、着物の上から着る外衣です。
もともとは男性用で、江戸時代の茶人や俳人などが身につけていましたが、女性にまで広がり、明治期には、子ども用に普及しました。写真の被布は、全体に紅葉の文様がみられ、ピンク色の房がついています。
ちゃんちゃんこ
ちゃんちゃんこは、袖なしの羽織で、主に子どもや老人が着る衣服です。家庭着や綿を入れ防寒着として着用されます。
写真のちゃんちゃんこには、麻の葉文がみられます。麻は、丈夫で成長が早いことから子どもの健やかな成長を願い着衣に好んで用いられました。
足袋
足袋(男児用)
足袋は、足を覆い包む和裁小物で、
女性は白のキャラコ、
男性は礼服用が白で、黒や紺が普段用です。
写真の足袋は、福助足袋株式会社製で、内側はネルの白、足袋底には厚地の綿織物の
紙袋などに、20cm(八半)とあり、黒足袋であることから、男児の普段用と考えられます。
大丸(旧大丸呉服店)の粗品だったようです。
裁縫箱
裁縫箱
裁縫箱は、針、針刺し、
写真の裁縫箱は、三段の小引き出しがついた桐の
裁縫道具の他に、小銭、爪切りや薬なども入っていました。
令和2年4月7日(火曜日)から5月24日(日曜日)(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止します)
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April 23, 2020 at 10:19PM
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